「ホテルに行こう」という誘いにイエスと答えさせる悪魔のトーク術

こんにちは、

恋愛講師のゴンゲです。

▼ホテルに誘った途端ドン引きされた経験はありますか?

 

このブログを読まれているみなさんの中には

 

アプリで初めて出会った女性と賑やかに会話も弾み、盛り上がったデートの終盤でいざ女性をホテルに誘おうとしたら、

さっきまでにこやかだった笑顔が急に虫ケラを見るような冷めた表情に変わり「始めて会った人とはホテルに行かない」と一蹴。

相手女性の拒否反応に必死の説得をしてしまい、討論会みたいな雰囲気になってムードがぶち壊しになってしまったなんて人はいませんか?

 

残念ながら上記のような雰囲気に心当たりのある人は、初対面の女性と1時間お茶しただけで相手を魅了し、その日のうちに親密な関係を構築することはできません。

 

なぜなら「初めてあった人とはホテルに行かない」という意見に説得をしても、「ヤリ目必死のウザいヤツ」と思われてしまうからです。

ですから説得をすればするほどどんどん自分の印象が悪くなってしまいます。

 

このようにスマートに女性をホテルに誘う方法っていまいち正解のイメージが思いつかないですよね。

 

じゃあ一体どうすればいいのか?

 

結論から言うとズバリ、

「共感」と「格上の証明」

の2点が必要になります。

 

この「共感」と「格上の証明」さえ取れてしまえば

こちらの主張に対し「NO」という相手の価値観を上書きして、最終的に「YES」と言わせることも可能になります。

それこそ、「初めてあった人とはホテルに行かない」という価値観さえ上書き変更することができてしまうのです。

 

そこで今回は

どのような切り口で共感すれば格上の証明を取り付け、相手の価値観を上書きすることができるのか?

そのからくりをお話しします。

 

▼どうすればホテルへ行けるのか?という質問

僕の長期講習では「たった1時間で女性を口説いてお持ち帰りするトークの型」を実践的に訓練しているのですが、

 

しばしば講習生から上がってくる質問で

ホテルに誘うことはできても「初めてあった人とはホテル行かない」という拒否反応(グダ)に理詰めで説得した結果、ムードが無くなり結局そのまま解散になってしまう事があるのですがどうしたらいいでしょうか?

と言う相談を受けます。

 

じつはこういったケースってめちゃくちゃあります!むしろ必ずと言って良いほど誰しもが直面する課題です。

 

では、そもそも何でこのような事態が起こってしまうのか?という点から解説していきます。

 

▼スマートにホテルに誘えない要因

 

まずはじめに、デート中ずっと友達と話すかのように賑やかな話で盛り上がってしまうと「相手女性から男として見られない」と言う問題が発生します。

「何でも話せる友達ポジション止まりのいい人」で終わってしまうので尊敬を獲得することができません。

この結果、女性からは「ただの男友達」「ただのいい人」と判断されてしまい、お持ち帰りされてもいい男の審査基準から落選してしまうのであります。

女性が男性に恋愛(ワンナイト含)をするときは何かしらの点で「尊敬できる男性」であることが絶対条件となります。

ですから尊敬を獲得できない限りは「異性」として見てもらえないので、男女の深い関係に発展することはあり得ないのです。

 

なるほど、友達トークで会話が盛り上がるだけではだめなのかと。

じゃあ逆に真剣な話や、女性の悩み事の解決をすれば食い付きが上がるなと思って理詰めでアドバイスしようとすると、これもまたうまくは行きません。

女性は感情の生き物です。「感情」に対して「論理」で回答してしまうと、男女のコミュニケーションではミスマッチが起きてしまいます。

また、アドバイスを授けようとして女性の意見に対して論理の矛盾や欠点を指摘すると、女性は敵意むき出しになるので逆効果です。

ですから、「初めて会った人とはホテル行かない」という相手の意見を論破しようとしてしまう人は一向にお持ち帰りできません。

 

このような観点から格上の証明には、賑やかな会話だけでもダメだし問題解決の論理だけでもダメ。

どちらか一方だけでは相手の気持ちを変えることは出来ないのです。

 

▼どうすればホテルにいけるのか?

 

という事で、ここからが本日のブログのキモになりますどうすれば「初めてあった人とはホテルに行かない」という女性の価値観を上書き変更できるのかその解決編をお伝えしていきます。

 

しっかりついてきてください。

 

ポイントとしては以下の3ステップの手順を踏めば良いです。

 

①相手の意見を全て受け入れる

 

どれほど、相手の意見が自分の意見と違っていたとしてもいったん相手の意見を全て受け入れてください。

例えどんなに間違ったことを言っていても1mmも否定せず、全部を肯定しましょう。

これにより、相手女性は「あ、この人は私の味方なんだ」と認識してくれるので後に続くこちらの主張の傾聴度合いが格段にアップします。

 

②相手の意見に、自分の意見を補足する

 

相手の意見を全て受け入れた後で、相手女性の主張する意見の辻褄の合わない欠点を、自分の意見を付け加えることにより補足します。

そうすることで、相手の意見+自分の意見を融合し第三の意見を導き出してください。

 

③第三の意見を提示する

 

相手の意見と自分の意見を融合して第三の意見を導き出し、提示する。

これにより相手の意見よりも階層の高い視点での意見を提案することができます。

ここで重要なポイントとなるのがお互いの意見の融合を行い相手よりも階層の高い意見の提案ができると、イコール格上の証明となるという点です。

 

女性視点からすると自分の味方となってくれている男性から、より階層の高い意見(第三の意見)を提案されると

「この人は私の人生の先を行く格上の人なんだな。」という認知が起こるので、結果格上の証明が成立します。

 

このようにして、

相手の意見をすべて受け入れる

自分の意見を補足する

階層の高い第三の意見を導き出すことで格上の証明を行う

ことができ、相手の価値観を上書きすることができます。

 

▼ホテルへの誘いに「イエス」と言わせる方法

 

実は、このような考え方は哲学の世界では古くに確立されていて、アウフヘーベン(弁証法)と呼ばれています。

二つの対立する意見(テーゼとアンチテーゼ)を融合して階層の高い第三の意見(ジンテーゼ)を導き出すという手法です。

この概念こそが今回紹介した相手よりも階層の高い意見を提示することで格上の証明を行い、価値観の上書きをすると言うテクニックなのです。

 

それでは、最後にこのアウフヘーベンの手法を用いて改めて「初めてあった人とはホテル行かない」という相手の価値観を上書き変更する方法をご紹介します。

 

比較対象としてまず初めに、良くやりがちなダメなパターンを見ていきましょう。

 

<ダメな例>

♂:「ホテルに誘うからついてきて」

♀:「会って初日でS〇Xした人とは上手くいかないことしかなかったからダメ」

♂:「でも、からだの相性って大事じゃん」(※1)

♀:「うーん、でも初めてあった人とはお互いのことよくわからないし・・・」

♂:「だからこそ、次のステップに進むことが必要なんじゃん」(※2)

♀:「難しい、どうなんだろう」

♂:「俺は体の関係通した方が、うまくいくこと多かったな、お互い好きになるし」(※3)

♀:「でも、なんか違う感じがする。ごめんやっぱ無理」

解散・・・

 

この会話で一番良くないのは相手の拒否発言(グダ)に対して、いちいち対論を述べてしまっていることです(※1~3)。

これではいつまでも水掛け論のまま平行線なので、お持ち帰りはできません。

 

続いて、こちらがアウフヘーベンを用いた切り返し例です。

 

<アウフヘーベンを用いた例>

♂:「ホテルに誘うからついてきて」(※4)

♀:「会って初日でS〇Xした人とは上手くいかないことしかなかったからダメ」

♂:「確かに、S〇Xした途端に冷める男っているよね。特に前回がそうだと男の人全員が結局ヤリ目かよ、って思ってしまうよね」(※5)

♀:「そうなの、だからちょっと難しいな」

♂:「 A子の気持ちはめっちゃわかる。おれもそういう風に、昔嫌な事があったから『もう同じ失敗したくない』と思って行動しなかったときがある。でも、後から「やっぱりあの時行動しとけばよかった」って今でも後悔している。だからもう2度とそういうビビって行動しないって決断はやめようって思ったんだよね」

♂:「ちゃんと俺を見てくれ!俺はA子が前に付き合った男とまるっきり同じ性格だった?」

♀:「うーん、ゴンゲ君の方が男らしい部分はあるかも」

♂:「そうやろ、俺はA子の元カレとは違う。俺は俺やねん。だから、以前がそうだったからといって俺もそういう人間だとは思わないでほしい。」(※6)

♂:「俺のことがまだ信じられないんだったら俺も潔く諦める。そのかわり、俺の事いいなと思うんだったら、信じてついてきてほしい」(※7)

♀:「わかった・・・」

♂:「行こう

 

 

(※4)の「ホテルに行きたい」というテーゼに対して、女の子は「始めて会う人とはホテルに行きたくない」というアンチテーゼを示しています。

しかし、こちらの会話では(※5)で相手の意見をいったん全部受け入れています。

これにより、後に続く(※6)のこちらの意見をきちんと傾聴させることができ、結果(※7)のジンテーゼで「男性を信じれるならホテルに行く。男性を信じられないならホテルに行かない」と選択肢を再定義することで「NO」一択だった答えを、「YES」か「NO」かを1/2の確率まで引き上げることができていますね。

 

これが、相手の価値観を上書きして「ノー」を「イエス」に変える方法です。

 

是非皆さんもアウフヘーベンのテクニックを取り入れて口説きに活かしてみてください!

本日は以上です。